果たして営業という仕事ができるだろうか、あるいは向いているだろうかと悩んでいる人
私なりの見解を答えます。(私は、提案営業を企業向けにしてました)
本記事のテーマ
- 営業マンになるために、今現在必要とされる能力はない。
- ただし、営業マンになってから必要とされる能力はある。
- 営業マンの楽しさ、辛さ。
- 1度は営業経験をしてみて、損はない。
結論「今の自分にできるか、できないかを考える必要はない。今後、どうなりたいかが重要である」
本記事の信憑性
私自身、営業経験が一切なく、大学卒業後に3年間以上全国各都道府県へ行き、企業営業をしてきた。3年間で約1600社以上の企業へ営業に行き、そこで出会った人は2000人を超える。営業先は、全国の飲食店、ホテル、住宅関連、美容、食品、車ディーラー、工芸関連など多業種にわたる。
大学時代は理学部で理系、アルバイトは飲食店などで、全くの畑違い。そんな私が感じた営業について書きます。
営業マンになるために、今現在の自信に必要とされる能力はない。
今、この記事を読んでいる人が、これから営業マンになるにあたり、今必要とされる能力はないと思う。
営業先の業界の事や、提案商品における知識を持っていれば少しは役立つと思うが、そんな事は入社してからいくらでも教えてもらえるし、営業マンになってから身につけることができる。そんな事は、どの職業においても共通して言えることである。
また、多くの読者が営業マンに対してイメージする、他人とのコミュニケーション能力、説明能力、行動力、求められるノルマ、身だしなみなどは、少なからず、日常生活や営業以外のどの仕事においても必要だろう。やる前から、今現在の自身の営業能力を考える事はナンセンスであると思う。
ただし、営業マンになってから身につける必要のある能力、自分自身のに価値をつける能力。
1番身につける必要のある能力は「信頼される力」、自身に「価値をつける力」技術的な能力や資格は、営業商材の内容や営業手法は業界によって多様である。しかし、どんな営業マンにも共通して言える事は人間的な能力の部分である。
よくある「トップセールスマン」になるための記事を読むと、よく「信頼」という言葉を目にすると思う。(※より有益な商品や技術があり、それを売る事は前提である)
【相手からその信頼を得るために必要な、具体的な能力や行動】
身だしなみや表情、誠実さ、論理的説明能力、相手の悩みを解決する力、提案力、熱意、素早い行動力、豊富な知識、情報量、冷静な判断力、分析力、気遣い。(正直、上記の能力は営業マン限らず必要な能力)
↑この能力が他の職業に比べてより一層必要とされるのではないだろうか。営業マンはこのような人間的なスキルを極めていく必要がある。
また、営業マンは、その存在によって、いかにさらなる価値を生み出すことができるかが必要である。
単に商品の説明や企画内容を伝えるだけの営業であればメールに資料を添付するだけで良い。あるいは音声などを録音して聞かせれば良い。
もちろんこれらの能力については、これから自身で本を読んだり、経験を積んでいく中で高めていける。入社後に会社の仲間や上司も教えてくれるだろう。
営業マンのやりがい、辛さ(あくまで一例、会社により様々)
やりがい:多くの人に出会える。感謝される事が一番の達成。ヒューマンスキルを磨ける。
多くの価値観や感性に触れることができ、感性が磨かれる。知らない知識や経験が増える。人間的に魅力的になれる。
辛さ:ノルマがある。モチベーションの維持。勤務時間外で作業する事も。
ビジネスであるので、売上ノルマは課せられる。良い時、悪い時のモチベーション管理が大変。休日に客先から電話が鳴ることもあるなど。
自分の性格や、目指すスタイルを考えた上で、上記のやりがいが辛さを上回れるかが判断の要素にもだろう。ぜひ、いろんな営業マンの話も聞いてみると良いとおもう。
私自身、辛い時には筋トレや、銭湯に行きリフレッシュすること。ご褒美を自分に与えること。美味しいものを食べたり、観光するなど辛い時にはストレス発散方法をうまく活用することで、大いに営業生活を楽しんでいる。
1度は営業経験をしてみて、損はない。
営業という職業は、他の職業に比べより一層、ヒューマンスキルが求められる事は確かである。ヒューマンスキルを一度学び、身につける事で日常生活や人生のステップアップに大いに役立つ事は間違いない。
私自身、20代で全国を飛び回り、多くの人に出会う中で、知識量はもちろん、価値観や感性が磨かれた。
今の自分にできるか、できないかを考える必要はない。今後どうなりたいかが重要である。
営業マンになる事で、身につける能力を踏まえた上で営業マンになりたいか、なりたくないかの判断をすると良いと思う。